mx keys mini for mac us 配列を、JIS配列として認識させたままWindowsで使う方法
開発環境の見直しの一環として、外付け[[キーボード]]を購入した。
外付けキーボードに関しては愛憎半ばする思いがある。HHKBだとか、Realforceだとか、何軸が良いだ、なんていう話をするエンジニアを見ていると、やはり欲しくなる。
ただ、おれは長い貧乏生活、バックパッカー生活の果てに、物欲 = 悪、物質生活 = 悪という観念に完全に染まりきってしまっていて、たかだか2万円のキーボードを買うのに数ヶ月悩む有り様だった。
仮に買ったとして使いこなせるのか。買ってみて全然フィットしなかったら、金の無駄ではないか。かつてKinesis Advantage360を買ったことがある。人間工学とやらを考慮した、分離型キーボード。中古で5万円した。だが結果はどうだ。分離式、しかもUS配列に挫折したではないか。ポインティングデバイスまで無限の距離があるように感じられ、すぐに諦めてしまったではないか。
では尊師スタイルか。もし操作がしづらかったらどうする?パームレストも一緒に買うのか?そしたらトラックパッドは使えるのか?
いや、フィットしなかったらそれはそれでいい。もし仮に、その外付けキーボードがピッタリと自分の開発環境にフィットしてしまった結果、もうそれなしではキーボードを打てなくなってしまったらどうしよう?もうノートPC備え付けのキーボードを打てなくなってしまったらどうしよう、という恐怖があった。
もしそうだとすれば、ノートPC持ち運ぶところに、かならずそのキーボードも一緒に持ち運ばねばならぬ。
ものはなるべく持ちたくない。モノを持つたびに、自由を捨てている気がする。外付けのモニターを購入することを決断するのにも4年近くかかった。Nintendo Switchは6年近く買うか買うまいか迷って、結局買わなかった。
外付けキーボード。買って慣れたらどうする。もし海外にバックパッカーとして旅するときも持っていくのか? 1kg近い荷物が増える。バックパックのスペースが消失する。
いや、旅行行かないとしても、毎朝、ノートPCを開けてすぐ作業を始めることができたのに、キーボードのスイッチをonにして、バッテリーの残量を確かめて、キーバインディングがちゃんと動いていることを確かめて …あれ、チャタリング、Nキーロールなんとか、ゴーストなんとか、あれ、キーが壊れた、キーバインディングがしっくりこないな …
快適な操作と引き換えに、あまりにも多くの「関心」を生活と仕事に持ち込むことになる。地獄だ。
…などと考えていたのに、結局、mx keys mini for macを買ってしまった。しかもUS配列である。
外付けキーボードのUS配列など、愚かさの最もたるもので、おれのmacはJIS配列なのだ!つまり、US配列に慣れてしまったら、もうMacBookとともに、US配列のキーボードを持ち運ばねば、まともに打てないということである。
では、なぜ買ったのか。やはりなんというか、長年の逡巡に決着をつけたかった、というのが正しい。すでに1,2年ほど、外付けキーボードが欲しくなるが、デメリットと天秤にかけて、結局買わずに …というのを繰り返してきていて、いい加減自分にうんざりしていた。その点、mx keys miniは15,000円程度で購入できて、仮に失敗しても許容できる金額である。
また、長らくトラックパッド派だったので尊師スタイルで運用したいと思っていたが、サイズ感も、キーボードの背の低さも尊師スタイルにマッチしそうだった。HHKBのような背の高いキーボードをパームレストとともに操作するのは悪夢としか思えなかったから、この薄さは強みだった。
それから、US配列!記号の配置は明らかにUS配列の方が良い。ミスタイプが多い性質だが、US配列に慣れればもっとミスタイプが減るかも、という希望もあった。
そうして購入してみたところ、思いの外操作しやすくて驚いている。タイピングしていて楽しいし、ラクだ。長文を書いても疲れない。結局のところ、今まで長文を打つのが肉体的に苦痛だったのだな、と思う。
例えば、思考をブログの記事にまとめるためにはいくつか段階があって、
- ぼんやりと思考する
- 思考を言語化する
- 言語化した思考を実際にメモ等を使って文章を作る
- 作った文章を、他者に読んでもらうフォーマットにまとめる。
という四段階を踏んでいるのだが、3~4が気軽にできる感じがある。自分の思考に、指が追いつく感覚があるのだ。業務で使用しているDellのキーボードだとこうはいかないだろう。
結局、このように長文を書き連ねているのが、「キーボードを買ってよかったか?」という問いに対する回答な気がする。
さて、 for macなキーボードを買ったが、業務で使用している貸与のWindowsPCでも使用したかった。
しかし、US配列キーボードなのにもかかわらず、JIS配列として認識されてしまっていた。
これを直すには設定からキーボードレイアウトを修正しなければいけないらしいが、管理者権限が必要だとのことだった。
情シスに申請を出せば、管理者権限を付与してもらえるが、たかだか、外付けキーボードの配列を変更するためだけに情シスに申請を出すのも申し訳ないし面倒だ。
いささか倒錯的だが、AutoHotKeyを使って、JIS配列として認識されているmx keys miniのキーバインディングを、US配列と同じ動作にすることにした。
以下がそのahkのコードである。
後で書く
英数 / かな変換は慣れたmac方式でやりたかった。つまり、スペースキーの左右で切り替えたかった。mx keys miniではスペースキーの左右はcmd(WinではWinキー)なので、WInキー空打ちの場合は変更するようにしている。
どれくらい使い続けるだろうか、このキーボード。
案外長い付き合いになりそうな気もしているし、もしかしたらここからキーボードを巡る当てなき探索がはじまるかもしれない。
(世間一般では、これを「キーボード沼」と呼ぶが、沼という呼称が死ぬほど嫌いであることをここで意味もなく記しておきたい)